Screen Shot 2013-10-22 at 6.00.07 PM先日 10 月 1 日 〜 3 日にわたり、米国サンフランシスコにてアトラシアンの年に一度のカンファレンスである Atlassian Summit 2013 が開催されました。今年で 5 回目となります。包括的なまとめは Jon Silvers のブログを先日掲載しましたのでそちらをご覧ください。今回は私の視点でレポートを送ります。

Atlassian Summit とはアトラシアン製品のユーザー企業、アドオン開発者、Experts (パートナー) などに向けて開催されるものです。アトラシアンの Co-Founder である Mike と Scott らによる基調講演、社員やExperts、顧客企業などによるセッション、トレーニング、そしてパーティーなどが催されます。アトラシアンに関する新しい情報、アトラシアン社員との直接の交流、参加者同士の交流など、ここでしか得られないものがたくさんあります。

全体の参加者は昨年より5割増しの1,800人で、日本からは昨年に引き続き10名以上の方にご参加頂けました。

 

1 日目 (10 月 1 日)

この日は製品のトレーニングが行われました。参加はオプションとなっています。

夜には Mike と Scott にインタビューする形式の Fireside Chat が行われました。こちらに録画があります。英語ですが、さまざまな質問を通して、Mike と Scott がどのような考えでアトラシアンを経営しているのかがよく分かりますので面白いですよ。

Fireside Chat に続いては、Summit のオープニングレセプション (パーティー) が会場で行われました。Summit ではパーティーがたくさんありますので、参加者同士で情報の交換をすることができます。

また、アトラシアンのユーザーは世界中にいるので、Summit への参加者もいろんな国籍の人がいます。英語が母国語ではない方も多いので、日本からの参加者も臆することなく会話に加わっていけることと思います。

2 日目 (10 月 2 日)

実質 Summit 初日となるこの日は、会場での朝食につづいて 9 時から Keynote (基調講演) が開催されました。基調講演は President であり、先日のアトラシアン日本法人設立パーティーでもスピーチを行った Jay Simons の司会で進行します。毎年新しい発表が行われる基調講演ですが今年ももちろんいくつかの大きな発表がありました。製品関連では以下の 3 つが目玉でした。

なお、録画されたビデオはこちらで視聴して頂けます。基調講演の最初に会場に流された「The Power of Software – Atlassian」(ソフトウェアの力) も好評でした。

JIRA Service Desk (サービスデスク)

1つ目は JIRA Service Desk (サービスデスク) のリリースです。これは JIRA 用アドオンですので、JIRA に追加して使用するものです。JIRA は課題管理、プロジェクト管理、バグ管理、ワークフローなどさまざまな用途で使われていますが、弊社の調査では 40% 近くのユーザーが社内のサービスデスク、ヘルプデスクとしても JIRA を使用していることが分かっています。

JIRA Service Desk により、JIRA が社内サービスデスクとしての利用に最適化されます。エンドユーザーからは課題 (リクエスト) を作成する画面がとても簡単になります。IT リテラシーが高くない社員でも「パソコンが壊れたので交換して欲しい」といったリクエストをサービスデスクへ依頼することが簡単にできます。一方、JIRA 管理者は細かく設定できる SLA (たとえば、最初の回答をリクエストを受けてから 8 時間以内に行う、など) を利用して、対応していくことができます。この際に JQL (JIRA クエリー言語) も活用できます。JQL などで設定したフィルターに応じ SLA を設定していくことが可能です。

このように JIRA Service Desk はエンドユーザーには簡単な画面、ユーザーエクスペリエンス、そして管理者には従来通り JIRA の高機能を提供します。

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Confluence Questions (クエスチョンズ)

2つ目は Confluence Questions の発表 (ベータ版) です。Confluence Questions は社内のフォーラムとなるプラットフォームです。何か分からないこと、知りたいことがあった時に Confluence Questions 上で質問を投げます。それに対し答えを知っている人が回答します。良い回答にはプラスの評価をすることもできます。これを繰り返し、社内の Q&A サイトができあがります。アトラシアン Answers をご存知の方はそれをイメージして頂けると分かりやすいかと思います。

Confluence Questions はこちらのブログ記事でも詳しく説明しておりますので、ご参考にしてください。

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HipChat Server/Video

3つ目はグループチャット製品である HipChat に要望が多かったオンプレミス版を開発中という発表です。API が豊富に用意されており他の開発ツールと連係して便利に使用できると評判のHipChatですが、これまではクラウド版のみを提供しておりました。HipChat Server は今回ベータ版を発表し、こちらからサインアップをして試用して頂けます。また、Video チャットにも一部対応を開始いたしました。なお、HipChat は送信されたメッセージ数が 10 億件を突破したことを発表しました!

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夜には Summit Bash (パーティー) が City View というとても眺めのよいレストランで開催され、交流を楽しみました。

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3 日目 (10 月 3 日)

2 日目と同様に 5 つのトラックから聞きたいセッションを選んで自由に参加するスタイルで進行しました。会場の中央にはアトラシアンエキスパート (パートナー) やアドオンデベロッパーが出展するブースがあり、デモや説明をいつでも聞けるようになっています。

またサポートバーには、アトラシアンのサポートチームがおり、サポートに関する質問などをできるようになっていました。

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Speed Guru と呼ばれるコーナーには、各製品のプロダクトマネージャーやプロダクトマーケティング マネージャーがおり、予約をして、15分程度 1 対 1 で話しをすることができました。その他にも、JIRA や Confluence、Stash などのブースが会場には常設されており、いつでも製品の話しをアトラシアン社員から直接聞くことができました。

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AUG (アトラシアンユーザーグループ) のラウンジも用意され、世界各国の AUG のリーダーやメンバーが集まり情報交換を行いました。

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T シャツ販売コーナーも設置されており、人気の T シャツをその場で特別価格で購入することができました。

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Testimonial (ユーザーの声) の撮影なども会場で行われました。

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アトラシアンの社員が 20% の時間を活用して、イノベーションに取り組む「ShipIt Days」の発表をこの場で行い、投票により優勝者を決定いたしました。

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まとめ

Atlassian Summit では参加者の皆様に有意義に時間を使って頂けるよう、またイベントを存分に楽しんで頂けるよう、アトラシアン社員一同、毎年知恵を出し、改善しております。今年の Summit も満足頂けたことと思います。来年はさらに多くの皆様、日本からももっと多くの皆様にご参加頂けることを心待ちにしています。

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Co-Founder の一人、Mike を囲んで

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人気のビーンバッグクッション。(苦労して1つ日本に持って帰ってきました)

昨年の「Atlassian Summit 2012 レポート!」も合わせてご覧ください。

About Sean Osawa

2009年Atlassianサンフランシスコ入社。Channel Manager、Business Development、Ambassadorなどを担当。2013年に日本においてアトラシアン株式会社が設立され、マーケティングマネージャーとしてマーケティング全般を担当している。

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