(事例) JIRAとConfluence活用の腕前も展示するパワーハウス博物館

Jonuserpic-27-100x100.png*本ブログは ATLASSIAN blogs を翻訳したものです。本文中の日時などは投稿当時のものですのでご了承ください。
*原文 : 2010 年 1 月 10 日、Jon Silvers 投稿 “(Case Study) Powerhouse Museum exhibits prowess with JIRA and Confluence

dancollins.pngパワーハウス (発電所) 博物館は、オーストラリアのシドニーを拠点としており – 応用学術の博物館としてもまた知られています。パワーハウスは、展示を行ったり、世界を変えた科学とデザイン、アイデアと技術をもとにしたプログラムを提供したり、刺激を与えたり創造をしたりする人々の話を提供しています。私たちは、アトラシアンのツールである ConfluenceJIRA に関する経験について、パワーハウスの IT マネージャーである Dan Collins に話を伺いました。

パワーハウス概要:

本社:シドニー (オーストラリア)
設立:1879 年
コレクション:389,444 点
従業員数:スタッフとボランティアを合わせ450人。全員がConfluenceとJIRAのユーザー

インタビュー

どのくらいの期間、Confluenceを使用していますか?

私たちはアトラシアン製品を2008年初めに使い始めました。それ以前はコンテンツマネジメントには、Drupalを使用していました。

なぜDrupalから乗り換えたのでしょうか?

時間のためです。Drupalもそうでしたが、デベロッパーにアプリを修正してもらう必要があると考えていました。私たちは、プラグインの広範なラインアップと、活気のあるアトラシアンコミュニティを見て、少しのお金を支払い、少しの時間をかけるだけで、多くのものが得られると思いました。そのアトラシアンの製品などは、とても大きな価値のあるものです。そして、サービスデスクのツールのリプレース対象としてJIRAの検討を始めました。

JIRAは、私たちが持っていた多くの問題を解決しました。Confluenceについても、そのことから学びました。Confluenceは、ドキュメント管理をより簡単に行うことができ、コンテンツマネジメントの多くの問題を解決し得るということに気づきました。

Confluenceをどのように使用していますか?

当初は、IT部門内のドキュメントを管理するために、Confluenceを使っていました。すぐにConfluenceは、博物館全体の多くの問題を解決し、多くの部門で使われるようになりましたが、特に以下の3つの部門です:

  1. イントラネットとして使われるようになりました。さまざまな部門が、情報の構築に容易に貢献することができます。これは、Webサービスのボトルネックを取り除きました。現在、すべてのスタッフがコンテンツの作成に関与することができます。(Confluenceを使用したイントラネットの実装については、パワーハウスのブログを参照してください)
  2. 20の部門それぞれが、独自のスペースをもつようになりました。取り組んでいる仕事について、内部的に会話をするために、ブログとして使っています。また、部門毎の問題を話し合うために各チームにプライベートスペースを設けています。
  3. 展示会のプロジェクトに使われるようになりました。新しく展示会を行うたびに、Confluence内に専用スペースを用意し、プロジェクトを構築する際に、チームメンバーはそのスペースを使用します。マーケティングやワークショップ、学芸員まで、展示会のコンテンツを構築する全てのメンバーにより使用されます。

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JIRAもまた使用されています。どのように使用されていますか?

IT部門において、私たちは柔軟性に欠けるサービスデスクのツールを使用していました。カスタマイズを行うために、システムの修正を行う外部のコンサルタントにとても高価な費用を支払う必要がありました。これはスケーラブルではないので、すぐに構築できるようなものが必要でした。

その後、オペレーションのさまざまな部分にJIRAを適用しました。フォームを提出する必要があるようなオペレーションのどこにおいてでも、JIRAのプロジェクトを構築することができ、ゆっくりとした紙ベースのプロセスを置き換えられました。

JIRAの一つの重要なフィーチャーは、システムにログインする代わりに、課題への反応にeメールを使うことができるという点です。それにより多くの人々の支持を得ました。彼らは別のツールの使い方を習得する必要はなかったのです。

結果として、それはかなりの人気となり、今はそれを使用しているのは 20 部門にもなります。これはスタッフによる博物館のオペレーションのあらゆる面の課題をログするために使用されています-掃除の要求から、セキュリティインシデント、展示会の提案やリスクマネジメントまで。

最大の効果は、展示会のプロジェクト管理にJIRAを使っているという点です。私たちはMS Projectを使用していましたが、プロセス内のすべてのスタッフが関与できるようにするために苦労していました。MS Projectはまだ使用されており、今JIRAにプロジェクト情報をインポートしており、スタッフや複数の展示会に取り組んでいる多くの人々により使用されています。すべてがJIRAのダッシュボード上で追跡可能になり、そしてプロジェクトマネージャは時間を節約できるようになりました。なぜなら彼らは、継続的にタスクの進行状況を追いかける必要がなくなったからです。

展示会の実行が決定したときに、その展示会のために新しいJIRAのプロジェクトを作成します。また、コンテンツ作成のためのConfluenceのスペースを作成します。システムは統合されており、JIRAの課題はConfluenceへプラグイン経由で送られます。

他のアトラシアン製品を使用していますか?

2つのシステム間のシングルサインオン (SSO) として Crowd もまた使用しています。

あなたがたは、Drupalを使用していたし、そしてあなたのブログに、MediaWikiもまた検討していたと書かれていたのを拝見しました。なぜ代わりにConfluenceを使用することを決定したのですか?

MediaWikiは今は変わっているかもしれませんが、Confluenceのユーザー認証を、既存のディレクトリ構造にリンクさせることにより、システムのメンテナンスとサポートがとても簡単になったからです。もし私たちが組織全体にわたって使用するつもりであれば、スタッフを快適にし、サポートチームが引き続き鼻歌を歌えるように負荷を最小限にするために、これまでと同じグループとパーミッションを使用する必要がありました。

また、私たちは大規模なサポートチームを持っていませんので、(メーカーの) サポートに素早くアクセスできる方がより快適なのです。最初の段階では、いくつかの当初の質問を素早く片付けるためにライブサポートを使用していました….その後、サポートが提供する他のものが非常に良いことを発見しました。私は、アトラシアンのプロダクトサポートがまた、博物館における異なる使用方法のアイデアを与えてくれる点において、JIRAを好んで使用しています。

そして最後に、多くの時間を節約してくれるいくつかの素晴らしいプラグインが存在し、標準的なウィキのフィーチャーを越える方法でConfluenceを使用するたくさんの選択肢を与えてくることに、私たちは気がつきました。

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