11/4-5の二日間で開催されているAtlassian Summit 2015に参加するためにサンフランシスコまでやってきました。2600人もの参加者が来場し、非常に活気に満ちています。

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アトラシアンでテクニカルマーケティングを担当する新村が初日の様子をレポートさせていただきます。

初日は二つのキーノートとブレークアウトセッション、そして夜にはSummit Bashというパーティがありました。

Opening Keynote (Scott Farquhar, Mike Cannon-Brookes)

初日のオープニングキーノートでは共同設立者であるScott FarquharとMike Cannon-Brookesからアトラシアンの近況報告と製品戦略について説明がありました。全ては紹介しきれないので、主要なものだけをBlog上で紹介します。是非、ビデオも合わせてご覧下さい。

ビジネスアップデートとしてはアクティブな顧客企業数が50,000社を超えたことの報告がありました。この50,000社という数字はスターターライセンス以外の有償製品を購入いただき、現在も契約を更新いただいているお客様の数になります。スターターライセンスのお客様や無償製品を使用いただいているお客様も含めれば5,000,000社以上のお客様にアトラシアン製品をご利用いただいています。実はこの50,000社という数字は2005年時点つまり、創業から3年目の時点でのテレビのインタビューで目標として宣言していた数字でした。それから10年でこの50,000社という数字を達成したというわけです。

アトラシアンの製品はオンプレミス用のServer、大規模用のData Center、そしてCloudの3種類のデプロイメント方法があるのですが、Cloudを利用するお客様が50%にまで達しました。

”Pledge 1%”という取り組みに関して紹介がありました。アトラシアンでは売り上げ、人的リソース(時間)、株式の1%を社会貢献に当てるという取り組みを行っており、”Pledge 1%”という名の下、多くの企業が協賛しています。アトラシアンのパートナーの中にも一緒にこの取り組みに協賛しているパートナーもいます。

また、従来はアトラシアンの製品の利用者はソフトウェア開発チームやIT部門が多かったのですが、ここ数年でそれ以外の利用が急激に増えてきたため、ビジネスチーム向けの独立した製品を提供できるようにしました。これにより、アトラシアンのミッションである”Unleash the potential of every teams”をさらに強力に実現していくことができるようになりました。

製品戦略に関しては、Performance, Simplicity, Scale, Mobile, Integrationの観点で説明がありました。

Performanceの観点ではここ数年製品のパフォーマンス改善に非常に力を入れており、レスポンスタイムを半分の時間に抑えられるようになったそうです。おかげでパフォーマンスに関するフィードバックも半分になりました。

Simplicityの観点ではソフトウェア開発用のJIRA Software, サービスデスク用のJIRA Service Desk、その他ビジネス用のJIRA Coreの3つの製品に分け、それぞれの用途において最適でシンプルな操作感を提供できるようにしました。

Scaleの観点では、近年急激に大規模なエンタープライズ企業のお客様が増えてきてData Center製品群を提供してきたわけなのですが、巨大なサービスデスクを抱えるようなお客様もでてきたためJIRA Service Deskの提供を開始しました。また、Bitbucketにおいても世界中どこからでも高速にCloneを行うことができるようにスマートなクラスタリングを実現する仕組みを用意しています。また、そう言ったお客様のためのEnterprise Serviceも充実させました。

Mobileの観点ではJIRAおよびConfluenceのモバイルアプリ開発を行っています。これにより、移動中や出先でもJIRAやConfluenceと言ったリソースにすぐにアクセスできるようになり、よりスピーディーな対応が可能になります。

Integrationの観点では、HipChat Connectが紹介されました。HipChat上で様々なアプリケーションの情報を表示できるAPIで、JIRA SoftwareやBambooやBitbucketといったアトラシアン製品はもちろんのこと、APIを通じた他のソフトウェアとの統合を実現することができるようになります。

キーノートの映像はこちらでご覧いただくことができます。英語になりますが、スライドと雰囲気で多くのことが理解できるかと思います。是非ご覧下さい。

Opening Keynote: Smarter, Better, Faster, Stronger Teams – Atlassian Summit 2015

Keynote for Software Teams (Eric Wittman)

初日最後のセッションとしてSoftware Team向けのキーノートが行われました。今回はオープニング キーノートの他に、JIRA シリーズの方向性と合わせてSoftware Team、IT Team、Business Teamとそれぞれに分かれてキーノートが用意されています。その最初のキーノートとしてSoftware Team向けのキーノートが行われました。 Software Team向けキーノートではJIRA Software、Confluence、HipChat、そしてBitbucketに関する紹介がありました。

アトラシアンはSoftware Teamに向けてどのような方向性で製品を提供しようとしているのか、F1チームの Force Indiaの例で説明がありました。Force Indiaでのソフトウェア開発は非常にスピードを要求されます。レースとレースの間に前のレースからのフィードバックを反映しなければならない、そう言った時間軸で開発が進められています。

アトラシアンはそのようなソフトウェア開発チームのニーズに答えるように、ソフトウェアの開発チームがいかに早く開発および提供ができるか(Faster)、そこにフォーカスをおいて製品を提供しています。

JIRA Softwareではなぜこの製品が開発されたのか、アジャイルチームが作ったアジャイルチームのための製品、そして新しいプロジェクトのあり方を体験するという内容でプロジェクトチームがより効率的に、また見通しの良い開発ができるかを紹介しました。

Confluence ではJIRA Softwareとの連携強化による情報の透明性の向上、ベスト プラクティスの蓄積、そしてあらゆるチームメンバーが容易にアクセスできるかを紹介しました。

Portfolio for JIRAではプロジェクトに対する見通しの良さ、見積もり確度の向上、変更への対応速度の向上を実現する方法について説明がありました。

また、JIRAチケットへの対応をどこでもできるようにJIRA Software for iOSの開発も進めています。

HipChatの活用に関してはチームでのコミュニケーションの集中化、他のツールをHipChatから利用できるようになるHipChat Connectを提供し、開発チームへの最適化を行います。

Bitbucketに関してはプロフェッショナルチームへの対応を強化しています。地理的に離れた場所でもリポジトリの共有が高速に行えるようにSmart Clustering、またAtlassian Connectの拡大によるツール強化によって各種パートナー製品やサービスとの連携も強化されています。

Software Teamへの全体としての取り組みとしては”Faster”がキーワードとなります。Fasterを実現するために様々なアプローチでアトラシアン製品は進化していく予定です。

Keynote: Atlassian for Software Teams – Atlassian Summit 2015

ブレークアウトセッション

幾つかのブレークアウトセッションに参加しましたが、予想以上にIT以外でアトラシアン製品をご利用いただいているお客様が多く、ビジネスチーム向けのセッションやサービスデスク関連のセッションはどれもほぼ満席な状態でした。また、オープニングキーノートのところでも書きましたが、HipChat Connectにも期待が大きく、HipChat の捉え方を今後変化させていく素晴らしい新機能です。キーノートでデモ動画が登場しているので見ていただければ一目瞭然ですが、HipChatはもはや単なるチャットツールではなく、様々な情報に瞬時にアクセスできる情報ツールとしての役割が重要になってくると思います。

Summit Bash

サンフランシスコのベイサイドにあるExploratriumという博物館でSummit Bashが行われました。アトラシアンのとにかく楽しもうという社風を表したような勢いのあるパーティで、Co Founderを始めとするマネージメントチームの面々も会場で気軽にお客様たちと会話をしたり写真を撮ったりしていました。 また、会場ではDJが音楽を流していたのですが、そのDJに使われていたのがDJ KanbanというJIRAのプラグインでカンバン ボードを使いながら音楽を流していました。

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また、今回のAtlassian Summit 2015の報告会をAtlassian Community Day 2015と題して11/27に開催いたします。私や今回の参加者のみなさまからレポートをさせていただきます。

詳細はこちらをごらんください。

http://peatix.com/event/127200

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