(ゲスト ブログ) テスト、変更管理プロセスのスケーリング

*本ブログは Atlassian Blogs を翻訳したものです。本文中の日時などは投稿当時のものですのでご了承ください。
*原文 : 2012 年 5 月 21 日、Jon Silvers 投稿 “(Guest Blog) Scaling a test & change management process to meet growing demand

 

今回のゲスト ブログ記事は、 Atlassian プラチナ エキスパートであり Atlassian Summit 2012 のスポンサーでもある Go2Group 社によるケース スタディです。

RWE Supply & Trading (RWE) はドイツのエッセンに本社を置くエネルギー商社です。同社はヨーロッパ最大にして最新の立会場を誇り、デン・ボッシュ、ジュネーブ、シンガポール、およびニューヨークに子会社や関連会社を有しています。

RWE はテストと変更管理の両方に関して HP 社の Quality Center (HPQC) を利用しています。RWE の大量の変更要求を処理するために HPQC は変更に対して要求を挙げる機能を提供し、テスト処理能力を超過しないようにテスト対象外の変更を業務に取り込みます。

RWE が直面している問題は、さまざまなチームがそれぞれ異なるシステムを使用している状況にありながら、同じプロジェクトで協同作業を行う必要性が高まっていることです。事務管理部門が HPQC を使用している一方で、取引 IT チームは Atlassian の JIRA を使用しています。

「チームとプロセスの規模が大きくなるにつれて、RWE はコミュニケーションを改善する方法を模索してきました。」

Matthew Cobby | RWE Supply & Trading GmbH

 

ソリューション

この問題を解消するため、HPQC の要件を大幅にカスタマイズし、社員がスケジュール済みの全変更のテスト負荷を確認できるようにしました。特定の月に必要な処理能力が不足している場合は、変更を次の月に延期できます。

HPQC 内では各変更要求 (RFC) や要件にライフサイクルがあり、その期間に会社が変更を承認/拒否します。変更が承認されれば、IT チームに渡されて Go2Group JaM プラグイン経由で Atlassian JIRA に登録されます。

Go2Group JaM プラグインは JIRA で RFC を最新の状態に保ちます。社内で作成された別のプラグインが IT 実装タスク (JIRA のサブタスク) と変更される要件との同期をとります。その後、IT テストが JIRA で実施されます。ユーザー受け入れテストの準備ができたら HPQC が再度引き継ぎ、ビジネス回帰テストを実行します。

これにより、ビジネス ユーザーが要件を HPQC で更新し、複数のチームが JIRA でタスクを実装するという連鎖ができあがります。

Go2Group Jam Plugin

先を見越して対応

HPQC を使用しているテスト チームは、テストの不具合が JIRA に表示されているのを確認します。テスト チームと開発チーム間のコミュニケーションは最小限であるため、JIRA にテストの不具合を表示することで開発者はすばやく詳細に不具合を把握できます。

HPQC と JIRA を連携させることにより RWE の成長に対処でき、不具合を開発者にすばやく知らせることでリリースまでの期間を短縮できます。また、RWE 内でチーム間の文化的違いをより良く理解できるようになります。

このストーリーの全文および Go2Group JaM プラグインの詳細については、Go2Group の Web サイトを参照してください。または、Atlassian サミットで Go2Group の社員から事業内容について直接尋ねてみてください。イベントのチケットは売り切れ間近です。まだお求めでない場合はお急ぎください。

 (翻訳:go2group 株式会社